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心理臨床学専攻

次の日程のオープンキャンパスで心理臨床学専攻の担当教員がご相談をお受けします。
5/29、6/19、7/10、7/17、8/7、8/11、8/12、9/4、10/2、11/20
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※入試広報部で、入試過去問題の閲覧も可能です。

充実のカリキュラム内容と実習体制。臨床心理士への道を力強くサポートします。

心理臨床学専攻では、カウンセラーや心理療法士となるために必要な専門的な知識と技術を修得し、臨床心理士の資格を持つ人材の育成をめざしています。臨床対象が拡大化し、症例が複雑化する臨床現場で役立つ、高度な専門性と実践力を身に付けるため、きめ細かい指導体制で研究の発展をサポートしていきます。

専攻主任 伊丹 昌一

本学は、大阪で最初の府知事認可の女学校として1878年の創立以来、常に時代の要望にこたえられるような教育機関をめざし、130年以上の歴史をあゆんできました。近年わが国で起きている、児童虐待、うつ病、不登校、ニートなどさまざまな社会問題の多くが、心の問題から派生しているように思います。こうした時代背景から2005年度、文学研究科心理臨床学専攻を設置し(2006年4月現代人間学研究科に名称変更)、さらに2006年度には、財団法人日本臨床心理士資格認定協会より、第一種指定大学院としての認可を受けました。
本学では、高度な専門知識や実践経験が求められる心の専門家「臨床心理士」の養成のため、充実したカリキュラムと実習環境を用意しています。また修士(心理臨床学)の学位取得をめざして、これからの心理臨床の世界で役立つ研究を行うことができます。強い志をもったみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

目標

本専攻は、財団法人日本臨床心理士資格認定協会の第一種指定大学院に指定されています。本学の特色であるキリスト教の精神を生かし、一人ひとりの人間の尊厳を大切にすることを第一に考え、かつ実践能力を持った「臨床心理士」を養成します。

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特色

1.豊富な実践経験

学内実習施設としての附属心理教育総合相談センター、および本学が提携している多種多様な学外実習施設において、療育プログラムや認知行動療法を含む幅広くかつ豊富な心理臨床の実践経験を積み重ねることが可能です。

2.多種多様な選択科目、特に子どもと芸術に重点化

[子ども領域(発達療育・子育て支援・小児医療・不登校支援など)]と[芸術領域(描画・箱庭・身体表現・音楽など)]をはじめとする、多領域にわたる選択科目を用意しています。

3.医学や基礎心理学もカバー

実践・研究・教育経験の豊富な臨床心理学専門の教員スタッフだけでなく、医学(精神医学・小児医学)や他領域の心理学を専門とする教員スタッフの配置により、幅広い人間理解と臨床心理士資格取得を全面的にバックアップします。

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カリキュラム[2016年度]の編成

科目は日本臨床心理士資格認定協会の規定にしたがって配置されています。必修科目12科目20単位、選択必修科目群(A、B、C、D、E)からそれぞれ2単位以上、計10単位以上、合計30単位以上を修得します。また、自分の専門領域にあわせて心理臨床学演習(ゼミ)を履修し、修士論文を作成します。
出願時に様々な事情で2年で修了することが難しいことが予測される場合は、3年間もしくは4年間の履修を希望することができます。

1年次 2年次
前期 後期 前期 後期
必修 臨床心理学特論I 臨床心理学特論II    
臨床心理基礎実習    
臨床心理実習(a)(ケースカンファレンス)、臨床心理実習(b)(インテークカンファレンス)
臨床心理面接特論I 臨床心理面接特論II    
臨床心理査定演習I 臨床心理査定演習II    
心理臨床学演習(ゼミ)
A群 心理統計法特論、臨床心理学研究法特論
B群 発達心理学特論、人格心理学特論、比較行動学特論、認知心理学特論、音楽心理学特論
C群 社会心理学特論、家族心理学特論
D群 心身医学特論、精神医学特論、障害児(者)心理学特論
E群 学校臨床心理学特論、遊戯療法特論、描画・箱庭療法特論、心理療法特論
臨床心理地域援助学演習(学校領域・福祉領域・医療領域)

主要科目Pick Up

授業科目 担当者 テーマ
臨床心理面接特論I・II 後藤・柴田 Iではカウンセリングの定義に始まり、こころの構造、カウンセラーに必要な基本的態度、初回面接の進め方、カウンセリングの過程、治療(転移)関係などについて学びます。IIではより具体的事例に触れながら、留意点、諸問題に対する対応、終結のあり方などについて学びます。また各種技法についても習熟します。
臨床心理査定演習I・II 新澤・後藤・岡本 Iではまず査定の意義について学び、査定に必要な各種心理検査の理論と技法について体験学習的に学びます。IIではテストバッテリーや、病態水準、発達水準などを含む全体的な査定と見立ての方法について、具体的事例を通じて習熟します。
臨床心理基礎実習 岡本・後藤・新澤
森本
心理・教育相談センターで実際に事例を担当するに際して必要な心構え、技能、倫理、具体的手順などについて学びます。たとえば、ロールプレイを通じて個々のシチュエーションでの適切な対応を学んだり、初回面接に陪席してカウンセリングへの導入のあり方やカウンセラーの基本的態度や見立ての方法などの具体例について学びます。
臨床心理実習(a)(b)(ケースカンファレンス)(インテークカンファレンス) 後藤・柴田・新澤
森本・岡本・渡邊
ケースカンファレンスでは、大学院生が担当する個々の事例について、見立て、対応、過程、意義、問題点などを検討します。臨床心理士資格を有する全教員と全大学院生、研究生によって多面的・総合的な検討を行います。
インテークカンファレンスでは、教員によって行われる受理面接の報告、バウムなどについて、見立て、対応などを検討します。
家族心理学特論 太田 多様化する家族の現状・実情を踏まえた家族理解と家族カウンセリング、コンサルティング、コーディネーションの実際を学びます。
特に家庭と家族と地域を結ぶ開発的カウンセリングについては、実践の参与観察を行います。
障害児(者)心理学特論 新澤 広汎性発達障がいなどの主な発達障がいに関する理解を深めつつ、集団・個人療育(TEACCHプログラム)の理論、方法などについて学び、実際の臨床実践についての指導を受けます。
描画・箱庭療法特論 後藤 表現の治療的意義についての基本的理解のもと、表現療法の中でも特に描画療法や箱庭療法の理論と方法について、実習体験や事例の検討を通じて学びます。
学校臨床心理学特論 伊丹 学校において臨床心理学をどのように活用するのかについて学び、主にスクールカウンセリング事例をもとに具体的支援方法を検討します。
心理臨床学演習(ゼミ) 岡本・三雲・森本
後藤・新澤・柴田
担当教員指導のもと、文献講読やディスカッション、予備調査などを取り入れながら、修士論文の作成を進めていきます。

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教員の紹介

教員名 担当科目 専門分野
教授 伊丹 昌一 学校臨床心理学特論 特別支援教育、学校心理学、子育て支援、
発達障害児・者の支援、障害のある子の保護者支援
教授 太田 仁 家族心理学特論 臨床社会心理学、学校心理学、子育て支援、
青少年自立支援、家族援助
教授 後藤 智子 描画・箱庭療法特論、臨床心理面接特論I、
臨床心理実習、心理臨床学演習、
臨床心理地域援助学演習(医療領域)、
臨床心理基礎実習、臨床心理学特論Ⅰ、
臨床心理査定演習Ⅱ
スクールカウンセリング、子育て支援、描画療法、児童・思春期・青年期の心理臨床
教授 新澤 伸子 障害児(者)心理学特論、臨床心理実習、
心理臨床学演習、臨床心理査定演習I、
臨床心理地域援助学習(福祉領域)
臨床心理基礎実習
広汎性発達障がいのアセスメントと発達支援、TEACCHプログラムを取り入れた療育プログラムの開発
教授 三雲 真理子 認知心理学特論、音楽心理学特論、
心理臨床学演習
音楽と感情(感動・嗜好・性格)、音高系列の記憶、音楽聴取時の生理的変化(脳波)、
音楽と色彩(香り)の共感覚、音声と感情
教授 阿部 晋吾 社会心理学特論 怒りと攻撃性、産業組織心理学(組織の環境変化とストレスおよびモティベーションの関係)
准教授 大芝 宣昭 心理統計法特論、比較行動学特論 霊長類(ニホンザル・チンパンジー・ヒト)における系列学習の比較、ニホンザルによる将来のでき事についての予測能力
准教授 岡本 智子 臨床心理基礎実習、遊戯療法特論、
心理臨床学演習、臨床心理実習、
臨床心理学特論Ⅱ、臨床心理査定演習Ⅱ
アニマルセラピー、心理療法のプロセス、
深層心理学、夢分析、ひきこもり支援
准教授 森本 美奈子 臨床心理学研究法特論、臨床心理実習、
臨床心理地域援助学演習(学校領域)、
臨床心理基礎実習、心理臨床学演習
認知症患者と介護家族への心理教育介入、
精神的回復力や自己成長力とコーピングの関連、 家族機能と感情表出
准教授 柴田 由起 臨床心理実習、臨床心理面接特論II、
心理臨床学演習
描画療法、コラージュ療法、
児童期思春期の心理臨床、学校臨床

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在学生の声

KYさん(梅花女子大学 心理子ども学部 心理学科出身)

臨床心理士を目指して入学した大学院。日々の生活で起こる困難や辛さに適応し、人々が生きていく上で少しでも前向きに楽しく生きられるようサポートを行いたく、大学院を受験しました。多数ある大学院の中でも本大学院では、幅広い世代の方々を対象に様々な心理療法を用いながら実習に携わることが出来るため、十分なスキルを身につけられる環境が整っています。先生方や先輩方も相談には親身に対応して下さり、新しい体験でも主体的に行動し挑戦していくことが出来ます。
大変なこともありますが、1日1日を大切に過ごしながら、安心して自分らしく人生を歩めるよう気持ちに寄り添うことの出来る心理士を目指して、今後も日々精進して参ります。

TMさん(京都女子大学 文学部 国文学科出身)

高校から心理学には、関心があったものの大学の4年間は心理学とは違う分野の勉強をしていました。周りが就職していくなかで、大学院進学を諦めなかったのは、心に問題を抱えている身近な人の存在があったからです。梅花の大学院では、付属のセンターもあり、そこではたくさんの「チャレンジ」があり想像以上の学びができます。私は、その「チャレンジ」を積み重ねていくうちに、新しいことに立ち向かう勇気を得ました。それは、学校だけでなく、様々な面で背中を押してくれるものとなりました。
大学院での生活は忙しいですが、それと同時に時間の貴重さが感じられ、有意義な生活が送れると思います。

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修了生の声

K.Mさん
文学研究科 心理臨床学専攻修了(梅花女子大学 文学部人間科学科出身)

心理臨床の専門家を目指し、現在は臨床心理士の資格を取得しました。日々、多くの方の相談活動に携わる中で、資格を取ることは心理臨床において到達点ではなく、通過点であると痛感しています。初心に立ち返り、大学院生活を思い出しますと、心理検査からより深く相手を理解することや、学校実習では習得した知識をいかに現場で生かせるかを学ぶことができたと思います。
特に附属のセンターでの内部実習は苦い思い、嬉しい思いも含め、貴重な経験ができました。相手を尊重し話を聴くといった誠実な態度を私たちが落ち着いて取れるように、信頼できる先生方に支えていただいたと思います。また学んだことを修士論文という形にしたことは大変な分、喜びも大きかったです。2年間はあっと言うまでしたが、私の心理臨床の基礎となるものだったと思っています。

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附属施設

梅花女子大学大学院 心理教育総合相談センター

本学心理教育総合相談センターは、2004年2月梅花学園豊中キャンパス内に大学院附属施設として開設して以来、相談機関として地域に貢献して参りました。北摂地域をはじめとして広く近畿全域の医療機関や教育機関からの紹介で相談に訪れる方も多く、子どもさんから大人の方まで、幅広い年齢層の方々からのご相談に応じています。 2011年度より、主にうつ病による休職者対象の認知行動療法のプログラムもはじまりました。
また、自閉症などの発達障がいに対して早期から適切な対応をしてほしいという、利用者の皆様のご要望にお応えするべく、発達支援・子育て支援などの子どもの心理臨床のための独立施設として、2008年4月に分室が茨木キャンパス内に開設されました。茨木分室は、中学生以下の子どもさんとその保護者の方々を対象とする、子ども専門の相談センターであり、前述の発達障がいに対する個人・集団療育はもちろん、不登校など、その他さまざまなご相談に応じて、遊戯療法、音楽療法や親面接を行っています。
このように本学では、社会の要請をいち早くとらえ、面接や療育によりよく反映させることができるような、地域に開かれた専門機関としての発展をめざしています。そのために、こころの専門家としての立場をつねに真摯にわきまえ、どのような方々にも対応できるオールマイティな人材を育成しています。

(活動実績)
年間受理件数 平均200件以上
年間面接回数 平均3000回以上

(大学院生年間担当件数)
一人当たり面接件数4~10件 + 療育件数1~3件

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