3つの教育方針 Educational Policy

学位授与の方針(ディプロマポリシー)

2023年度

女子大学の学位授与の方針(ディプロマポリシー)

梅花女子大学は、建学の精神および教学の理念に基づき、次に掲げる能力を有し、かつ各学部学科の学位授与方針に定める基準に達して所定の卒業要件を満たした者に、学士の学位を授与する。

  1. (1)キリスト教精神に基づき、隣人を愛し他者を思いやるこころを備え、社会の発展と文化の向上に貢献する力。
  2. (2)多様な価値観を認めて、隣人とコミュニケーションを深め、連携・協働する力。
  3. (3)専門的な知識・技能を修得するとともに、主体性や思考力、実践力などを身につけ、新たな課題を発見し解決する力。

文化表現学部

文化表現学部では、自分たちの置かれている社会の多様な文化のあり方を見つめ、社会に対して自分自身の思考や感性を表現していく力を育むために各学科が定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

  1. (1)各学科の専門分野における基礎的な知識を持ち、その分野を広く見渡せる力。
  2. (2)各学科の特性に合ったそれぞれの方法で新たな文化を創造し、社会に貢献する力。
  3. (3)自ら行った研究の内容を論文や創作などの形にまとめ、主体的に表現する力。

国際英語学科

学科が定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

  1. (1)英語を「話す」、「聴く」、「読む」、「書く」ための基礎的な力。
  2. (2)英語圏を中心とする異文化を理解する力。
  3. (3)グローバルな視野から物事を考える力。
  4. (4)英語を使用する現場で、身につけた知識に基づき英語を適切に運用する力。

日本文化学科

学科が定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

  1. (1)歴史や文学、日本語や日本文化についての知識・観察力・調査力・問題発見解決力・論理的思考力。
  2. (2)日本語を中心とするコミュニケーション力・表現力。
  3. (3)国語や書道を教授できる知識・技術・指導力。

情報メディア学科

学科が定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

  1. (1)情報メディアを駆使して、新たな文化を創造できる力。
  2. (2)情報をグローバルに把握し、情報発信の担い手として社会に貢献できる力。
  3. (3)幅広い医療分野の知識と情報メディアを活用した事務処理能力を備え、社会に貢献できる力。
  4. (4)社会のトレンドに鋭敏な感性を持ち、豊かな個性を表現し発信できる力。

心理こども学部

心理こども学部では、子育てや心の悩みを抱えている人々の幸せを願って、子育て支援や教育に関する実践力や心理的なサポート力を育むために各学科が定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

  1. (1)各学科の専門知識を活かし、広く応用できる力。
  2. (2)各学科の専門性を活かし、それぞれの方法で社会に貢献する力。
  3. (3)各学科の基礎知識や専門知識を基に主体的に研究する力。

こども教育学科

学科が定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

  1. (1)小学校教諭、幼稚園教諭、保育士としての知識、技術、倫理を修得し、児童教育、幼児教育・保育の現場で実践する力。
  2. (2)こどもと保護者、さらにはこどもを取り巻く地域社会におけるさまざまな問題を発見し、解決する力。
  3. (3)こどもや保護者との適切な関わりと信頼関係の構築、関係機関との協働関係を築くためのコミュニケーション能力。
  4. (4)小学校教諭、幼稚園教諭、保育士としての総合的な表現力。
  5. (5)こども音楽療育についての理解と基礎的な力。
  6. (6)児童文学と絵本についての理解と、伝達の基礎的な力。

心理学科

学科が定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

  1. (1)心理的援助の現場において、人の心を癒し、支える力。
  2. (2)一般企業での実務に役立つコミュニケーション力や思考力。
  3. (3)様々な障がいのある児童・生徒を教育する力。
  4. (4)動物に関わる現場で心理学の知識や技術を適切に運用する力。

食文化学部

食文化学部では、食の営みにおける様々な事象を分析・理解し、人間の食行動に対する総合的理解を通じて、人間生活の向上に寄与できる人材を育成するために、各学科が定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

  1. (1)各学科の専門知識を活かし、広く応用できる力。
  2. (2)各学科の専門性を活かし、それぞれの方法で社会に貢献する力。
  3. (3)各学科の基礎知識や専門知識を基に主体的に研究する力。

食文化学科

学科が定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

  1. (1)しっかりとした調理技術と理論を身につけ、食文化を総合的に理解できる力。
  2. (2)食と健康に関する豊富な知識と問題意識を有し、文化・自然科学的知識に基づいて、素材の特徴を最大限に生かせる調理・加工ができる力。
  3. (3)「食」の提供現場で必要とされる経営管理能力と企画し提案できる能力。
  4. (4)日本の食文化に関する専門的知識を基盤に世界の食文化を理解し、日本の食文化の発展に結びつけ、寄与することができる力。

管理栄養学科 -管理栄養士専攻-

食の営みを通して、健康の維持・増進、疾病の予防・回復について栄養面から取り組み、実践できる管理栄養士となるため、学科の定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、次に掲げる能力を有した者に、学士の学位を授与する。

  1. (1)管理栄養士として必要な知識、技能を修得し、主体的に問題解決のできる能力。
  2. (2)管理栄養士の立場を自覚し、多職種とコミュニケーションを図りながら連携、協働し、意欲的、創造的に活動できる能力。
  3. (3)教養と思いやりのこころをもって人々と接し、食行動と栄養管理について総合的に理解するとともに実践力を身につけ、健康及び医療に対して寄与できる能力。

看護保健学部

看護保健学部では、すべての人びとの健康で幸福な生活に貢献するために、医療の専門職者に求められている高い倫理観を育むとともに、専門知識・技術を修得するために各学科が定めたカリキュラムを履修し、卒業に必要な単位を修め、人々の健康な生活の実現に貢献できる次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

  1. (1)医療者として人間の生命、尊厳と権利を尊重できる倫理観をもつ。
  2. (2)専門的知識と技術を臨床において実践できる能力。
  3. (3)自己の知識・技術の維持、向上に努め、専門分野の発展に貢献できる能力。

看護学科 -看護師・保健師専攻-

看護学科では、所定の教育課程を修了し、次の能力を備えた学生に学位を授与する。

  1. (1)社会に貢献できる人に求められた教養と人間性、高い倫理観に基づく看護を実践する基礎的な力。
  2. (2)人間関係を形成するためのコミュニケーションの基礎的な力。
  3. (3)根拠に基づき臨床判断し、課題に対応ができる基礎的な力。
  4. (4)地域で生活する人々の生涯を通じて、健康の保持増進、疾病の予防、健康の回復および、やすらかな死にかかわる看護を実践する基礎的な力。
  5. (5)多職種チームにおける看護の役割を理解し、地域で生活する人々の課題解決に向けて連携・協働できる基礎的な力。
  6. (6)グローバルな視野をもち、多様な文化の理解を踏まえ国内外における看護の実践に必要な基礎的な力。
  7. (7)看護学の発展に貢献しうる創造的・科学的探究心と生涯にわたる自己研鑽のための基礎的な力。

口腔保健学科 -歯科衛生士専攻-

口腔保健学科では、共通教育科目から専門科目までを系統的に学び、単位を修得するとともに、次に示す5項目の能力を備えた学生に学位を授与する。

  1. (1)キリスト教の愛の精神に基づき、生命の尊厳と他者への奉仕に貢献できる豊かで誠実な人間性。
  2. (2)口腔保健学の専門的知識と実践力を身につけ、主体的に問題を分析、解決する能力と口腔保健を通じて全身の健康支援が行える能力。
  3. (3)コミュニケーション能力を備え、医療・保健・福祉等の関連職種と連携し協働関係を構築できる社会性や協調性。
  4. (4)ヘルスプロモーションの理念を理解し、個人のみならず、地域医療に貢献でき、リーダーシップとヘルスマネージメント能力。
  5. (5)グローバル社会に適応できる行動力と、それを支える創造力と科学的探究の基礎力。

大学院の学位授与の方針(ディプロマポリシー)

文学研究科

日本語日本文学専攻

専攻が定めたカリキュラムを履修し、修了に必要な単位を修め、修士論文の審査基準を満たした上で、次の能力を備えた学生に修了を認定し、学位を授与する。

  1. (1)日本語・日本文学・日本文化などの専門分野の幅広い知識。
  2. (2)論理的な思考力と文章力。
  3. (3)課題を研究する力。

英語英米文学専攻

専攻が定めたカリキュラムを履修し、修了に必要な単位を修め、修士論文の審査基準を満たした上で、次の能力を備えた学生に修了を認定し、学位を授与する。

  1. (1)英語学・英文学・米文学や英米の文化、言語全般、英語教育に関する高度な教養。
  2. (2)自らのテーマを発見し、掘り下げて研究する力。
  3. (3)研究成果を論文の形で社会に発表する力。

児童文学専攻(博士前期課程)

専攻が定めたカリキュラムを履修し、修了に必要な単位を修め、修士論文の審査基準を満たした上で、次の能力を備えた学生に修了を認定し、学位を授与する。

  1. (1)児童文学、絵本、児童文化等についての知識や専門性。
  2. (2)児童文学、絵本、児童文化等についての研究によって得られた成果を多様な形で表現・発信する力。
  3. (3)児童文学、絵本、児童文化等についての研究の社会的意義を理解し、教育の現場、文庫活動の現場や図書館での実践、作品発表など、広く社会に向けて貢献する力。

児童文学専攻(博士後期課程)

専攻が定めたカリキュラムを履修し、修了に必要な単位を修め、博士論文の審査基準を満たした上で、次の能力を備えた学生に修了を認定し、学位を授与する。

  1. (1)児童文学、絵本、児童文化等についての、より高度な専門的知識と研究方法。
  2. (2)児童文学、絵本、児童文化等についての専門的な知識や研究方法を活用・応用し、独自の論考に発展させる力。
  3. (3)児童文学、絵本、児童文化等についての研究の社会的意義を理解し、口頭や論文での発表により文化的・社会的貢献に寄与する力。

現代人間学研究科

心理臨床学専攻

教育、医療、福祉、産業など様々な臨床場面で要求される高度な専門的知識や技能を習得し、公認心理師および臨床心理士の資格を取得するのに十分な実践力を有することを目標に、具体的には以下の能力を身につけた学生に修了を認定し、学位を授与する。

  1. (1)高度な専門的知識に基づいた対人援助技術力。
  2. (2)子どもの発達を促す支援を計画する力。
  3. (3)修了後においても社会に役立つ研究を継続する力。

看護保健学研究科

口腔保健学専攻

専攻が定めたカリキュラムを履修し、修了に必要な単位を修め、修士論文の審査基準を満たした上で、次の能力を備えた学生に修了を認定し、学位を授与する。

  1. (1)人々の健康を口腔科学に基づいて維持増進するための高度な職業的専門性。
  2. (2)研究成果を保健・医療・福祉の分野で展開する能力。
  3. (3)口腔保健学分野の独創的な研究を生涯にわたり推進する能力。