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看護学科

大井 美紀

教授

大井 美紀

オオイ ミキ

担当科目
精神看護学概論 / 精神看護学援助論 / 精神看護学実習 / 看護研究演習 / 総合実習 / 国際看護学Ⅰ・Ⅱ
研究分野
精神看護学、国際看護学
私のエレガンス
「上善は水の如し」を座右の銘とし、地球市民として生きることですね!

1.精神看護学分野では:社会病理、精神保健福祉医療の歴史や制度の変遷、人権擁護や看護理論・倫理、精神障がい者のリカバリー支援、地域で生活する精神障がいを持つ人々への健康支援(地域包括ケアと看護職の役割)等について具体的な事例を検討したり、たくさんの活動紹介や視聴覚教材などを活用した授業を展開します。授業は、ベテランの同僚の先生とオムニバスで展開します。
2.国際看護学では:梅花の看護学科では、看護の専門知識や技術の学びはもちろんですが、一人ひとりを取り巻く社会や環境を理解、共感し、愛を持って寄り添う力を持ち、「その人らしく生きることを支える」看護師の育成に力を入れています。入学当初より国際看護学を学ぶ意義は、そうしたキリスト教精神の「愛」と教養を身につけ、グローバルビジョンに基づいた看護を考え実践できる女性を育てることにあります。
授業では、国際看護の基本概念(目的・対象・方法・異文化理解等)を学ぶことだけでなく、世界の現状と健康課題を関連づけて考えたり、日本における多文化共生と看護の役割について考えたりしていきます。
仲間との楽しいグループワークやディスカッション、体験談をたくさん取り入れながら、CNN NEWSや関連ウェブサイト、研究論文などから、Health careに関する興味深い情報もご紹介しますので、各自の主体的な学びにつなげて下さい。21世紀に生きる私たち看護職は、地球レベルでの保健医療に関心を持ち、今いる場所で実践できる国際看護活動を考え、一歩を踏み出しましょう!この授業をきっかけに、皆さんが「地球市民」である意識を持って下さると嬉しいです。

受験生へのメッセージ
キャンパス内の木々や花、校舎に差し込む光を感じて下さい!このような環境の中で学ぶことで、あなたの感性をさらに高めることができると思います。

私のイチオシ授業

看護研究演習
看護学は、サイエンス(科学)とアート(芸術)が融合したヒューマン・サイエンス(人間科学)です。そして、一人ひとりの対象者や地域(特定の小集団)に寄り添い深く支援する看護実践には、科学的根拠を必要とします。4年制の大学で看護を学んで卒業する皆さんは、臨床に出てから、患者さんや地域住民、あるいはチーム医療を担う他職種に対して自らの看護実践の根拠をきちんと説明できることや、より良く発展させるためにどうしたらいいのだろう?と考える力が求められます。そうした課題の多くは、答えのまだ見つかっていないものや、正解が1つではないものの方が多いでしょう。そのような力を養う授業の1つに「看護研究演習」があります。4年生の「看護研究演習」は、各学生さんの興味や関心のあるテーマ、あるいは自らのキャリアプランにそって主体的に看護研究について探求する授業(一例:研究手法・論文クリティーク・研究計画書作成・パイロットスタディの実施など)です。テーマの決定や学習方法などは、学生と教員(担当教員1名と4-5名の学生グループ)で話し合って決めます。いわば、オーダーメイドの授業です。
その中でも、特に学生に「面白い」「受講してみたい」と思ってもらえそうなポイントは何ですか?
私の専門領域は、精神看護学ですが、国際看護学や公衆衛生看護学などの実践及び研究経験がありますので、「看護研究演習」においては、学生さんと一緒に取り組める研究テーマの間口はとても広いと思います。また私はアクティブなので、学生さんの研究ニーズに応えられるように、テーマを様々な社会資源につなげたり、国内外の情報提供をすることができると思います。半年ほど続く演習(ゼミ)を通して、生涯の思い出につながるような経験を学生さんと一緒に創りたい、とワクワクしています!
学生と接するうえで、工夫している・気を付けているポイント
・学生さんのドリーム・キラー(dream・killer)にはなりたくない!
・私たちはそれぞれの性格や強みに合わせて、それが輝くような無理のない生き方をすればいいと思っています。また私たちは、十人十色 (ローマの信徒への手紙14:1~18)の中で互いに成長できるのではないでしょうか。
学生との思い出で印象に残っていること・うれしかったこと
着任してまだ1か月ですので思い出はこれからたくさんできるでしょう。でもつい最近の演習授業(グループワーク)の中ですごく嬉しかった出来事がありました。
私「この課題どこまでできたの?」
学生「全然わからへんわ・・・」(学生たちのレポート用紙は白紙状態でした)
私「ほ、ほんと白紙だね。じゃあ、一緒に考えようか!」
(その学生さんたちの表情がみるみる明るくなって)「先生がうちらと一緒に考えてくれるって!」
アルバム(梅花女子大学編の1ページに保存)の思い出ができました。そして、学生さんたちが主体的に学べる教授法をめざさねばとの意欲が高まりました。
梅花女子大学の教員としての1番の醍醐味
一番がいくつもあります。
1.教職員が、学生さんを大切にされていると感じます。また、職員の皆様の中には卒業生もいらっしゃって、その方たちから母校への愛着を感じます。
2.看護学科の教員の看護教育への情熱や教育力の高さに触れ毎日学ぶことが多いこと。
3.宗教部の教職員の皆様から「キリスト教に基づく人格教育」などについて直接学べること。
4.キャンパスの花や植物などの美しさ、毎日、植物園の中で仕事をしているような清々しい気持ちになれます。また、毎朝、梅ちゃん・花ちゃん(セラピードック)に会えること。
先生ご自身にとって、学生とはどのような存在ですか?
「ご縁のあった人」「初心を忘れてはいけないと思わせてくれる存在」「見習わねばと思わせてくれる存在」などなど。これらの思いは、前任校で出会った学生さんたちも含めてです!

座右の銘

上善は水の如し
上善とは老子のいう理想的な生き方のことです。そうありたいのなら水の在り方に学べという老子哲学の神髄が述べられています。水のように優しく強く、何ごとにも素直で柔軟な生き方をすることは本当に難しいですね・・・。

プロフィール

保有資格 保健師、看護師、養護教諭、社会福祉士、精神保健福祉士、健康運動指導士
こだわり こだわりは、ほとんどない
自慢できること 運動習慣
趣味 スイミング、筋力トレーニング、真向法
特技 猫と会話できること
感銘を受けた作品 1.老子
2.THE BIBLE(最近読み始めました)
3.SPARK-THE REVOLUTIONARY NEW SCIENC OF EXERCISE AND THE BRAIN-
性格を一言で optimist
休日の過ごし方 1/3はgym通い、1/3は高知に帰省し家事と愛犬の世話、1/3は研究活動

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