

教授
香川 由美子
カガワ ユミコ
- 担当科目
- 成人看護学概論 / 慢性期看護論 / 慢性期看護援助論 / 慢性期看護学実習 / 総合実習
- 研究分野
- がん看護、中でも高齢者および認知症などの今日的問題を取り扱い、多分野の研究者と共同して研究を推進しています。近年少しずつ研究がなされるようになってきたがん治療による認知機能への影響をChemoBrainとして研究に着手し、看護サイドからの支援方法の開発も計画しています。
- 私のチャレンジ
- 世界の枠組みはこうあるべきというものは何もなく、自分で必要と思う枠組みを作り、自分が必要と思うように実行する
学生に期待したいのは、看護の対象者を生活者として捉えられるようになることです。特に専門分野に特化した内容では、がん患者を始めとする慢性的な経過をたどる人が自分で病と共に歩めるように、セルフマネジメントの支援を考えた看護を実践できるようになることをめざします。そのためには主体的に自己の学習課題に取り組む、知的好奇心をはぐくむ、問題解決思考を身につける、倫理的感受性をはぐくむ授業を行います。具体的には、アクティブラーニングとしてTBL(Team based learning)を取り入れて、授業を活性化させています。また「なぜ」を考える授業、「答えは一つではない」ことを考える授業を行っています。

- 人に対して何か力になりたいと思っている学生、人のために尽くすこと、努力を払うことをいとわない学生に授業を受けてもらいたいです。

- 慢性期看護援助論
- 3年次に開講する科目です。この授業を受けた後に臨地実習に出ることになるので、実際の患者さんを想定し、どのような看護を行う必要があるのかを具体的に考えていきます。実践的であり、自分たちが考えた看護を検証する場でもあるので、学生からは学びが多いと評判です。授業を通して学生たちには、病(慢性病)を持つ人の身体的・心理・社会的理解を深めてほしいと思っています。病を持ちながら生活している方が、心身ともに多くの不都合を感じているということを知っていただきたいです。
- 学生と接するうえで、工夫している・気を付けているポイント
- 学生が何に立ち止まり、何に困惑し、何が不都合なのかを気付けるようにしています。
- 学生との思い出で印象に残っていること・うれしかったこと
- 学部生の2年次には看護師になるつもりはないと言っていた学生が、看護師として働きますと、4年次に報告に来てくれたこと。
- 梅花女子大学の教員としての1番の醍醐味
- 学生の学習上の困難の原因を見極め、的確なサポート方法を考案していくこと。
- 先生ご自身にとって、学生とはどのような存在ですか?
- 私自身が看護を教える立場ではありますが、学生の反応から学ぶことは多く、実は学生は私にとっての先生でもあります。また、学生からパワーをいっぱいもらっています。
- 梅花女子大学でできる、学生にとってのチャレンジとは?
- わからないをわかるに変える!できないをできるに変える!看護を提供する対象を愛する人になる!

- 自分にできることを自分ができるようにやる
- 自分ができる仕事(役割)は、自分にしかできない。また自分がやろうと思うことは、自分でやらなければならない。しかし仕事(役割)に押しつぶされるのではなく、自分らしく自分の仕事を全うしたのでよい。

保持資格 |
看護師国家資格 |
こだわり |
自分が楽しいと思うことをする。楽しくないかもしれないことは、とりあえずにこにこしてやってみる。 |
自慢できること |
必要と思えばすぐに行動できる! |
趣味・熱中して いること |
古墳巡り。古い町並み散策。 |
特技 |
3日間徹夜できます。 |
感銘を受けた作品 |
ワーキングウーマン(映画)多動力(本) |
休日の過ごし方 |
のんびり何もしない1日が至福 |
尊敬する人 |
周囲にいる先輩諸氏 |
性格を一言で |
能天気 |
チャームポイント |
あっさりしているところ |

