講師
河野 一紀
コウノ カズノリ
- 担当科目
- 臨床心理実習 / 臨床心理基礎実習 / 臨床心理地域援助学実習など
- 研究分野
- 臨床心理学 / 精神分析
- 私のチャレンジ
- 未知のものごとに興味をもち続けることです。
- 私のエレガンス
- どんなときも、心に余裕をもつことです。
今日の社会において、臨床心理学は心理的対人援助のための実践的知識をもたらす学問として期待されています。しかし同時に、人間のこころという不確かなものを対象とする学問でもあるため、その知見はつねに考え直され、更新されねばなりません。そのためには自ら問いを立てて、その問いを粘り強く考え抜くためのさまざまな道具、すなわち理論を自分のものにする必要があります。人との関わりのなかでの「なぜ」という素朴な疑問が、新しい知識や考えを生み出し、それらが経験をより豊かなものにします。実践と理論を行きつ戻りつしながら、一緒に学び成長していきましょう。
- 日常の身の回りの事象、あるいは社会で起こっている事象など、さまざまなことが人間のこころの在り方を映し出しています。それらに対する「なぜ？」という疑問、もっと知りたいという気持ちを忘れずに学んでいってください。
- 学生と接するうえで、工夫している・気を付けているポイント
- 学生が自分で考えて動くことができるようになるために、手伝いをするイメージをもって接しています。
- 学生との思い出で印象に残っていること・うれしかったこと
- 学生相談での関わりを通じて、学生が自分自身の課題と向き合うなかで成長して、巣立っていくのを見送るという体験はとても感慨深いです。
- 梅花女子大学の教員としての１番の醍醐味
- 一人ひとりの学生とほどよい距離で教育がおこなえることだと思います。
- 先生ご自身にとって、学生とはどのような存在ですか？
- 私が未だ理解していないことを時に気づかせてくれる存在であり、私を越えていくよう、成長してほしい存在です。
- 梅花女子大学でできる、学生にとってのチャレンジとは？
- 少人数制教育のメリットをいかし、教員や友人との対話のなかで、自分の疑問や考えをどんどん表現して深めていく学びを通じて、自分自身を成長させていきましょう。
- 少年老い易く学成り難し
- 研究活動をおこなうなかで痛感することであり、自分自身に言い聞かせている言葉だからです。
| 保持資格 |
臨床心理士、公認心理師 |
| こだわり |
考えすぎず楽しむこと |
| 趣味 |
読書・美味しいものを食べ飲みすること |
| 感銘を受けた作品 |
ミシェル・ウエルベックの小説 |
| 休日の過ごし方 |
料理、こどもと遊ぶこと |
