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- 無添加調味料の自然な味わいを追求する文化研究所
- 「播磨の小京都」うすくち醤油発祥の地
梅花の「薬膳学」が歴史文化の学び、地域活性化に繋がる!
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梅花女子大学
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たつの市
【副専攻】美と健康の薬膳学
産学連携発表コラボメニュー試食会inたつの市
2023年前期に実施、副専攻『美と健康の薬膳学』×うすくち文化研究所の産学連携がきっかけで生まれた企画。授業では同研究所がある兵庫県たつの市発祥の「うすくち醤油」やその食文化、また町の魅力にふれながら、薬膳の知識を使いメニューなどを考案。プレゼンに感動した代表の淺井さんの熱意で今回の企画が決定。

たつの市とは?
兵庫県の南西部にある市。市域のほぼ中央には揖保(いぼ)川が流れる。江戸時代には龍野藩の城下町で、今でも武家屋敷や白壁の土蔵が残り、「播磨の小京都」と言われている。龍野公園は県下でも有数の桜の名所。
関西地方定番の調味料・うすくち醤油発祥の地。有名な手延素麺・揖保乃糸もたつの市の特産品。
熱意で実現?!たつの市でのプレゼン発表会
7月7日に「美と健康の薬膳学」の授業で、たつの市で体験したいことや名物を使った料理を薬膳学の観点から考え、学生がプレゼン発表した。考案内容に感動した淺井さんの「ぜひ、たつの市に来て発表してほしい!」という熱意で、10月15日にたつの市でのプレゼン発表会を開催。会場には市民の方も集まってくださり、「感動した。改めてたつの市が好きになった」といううれしい言葉もいただけた。

市民の方も一緒に撮影!発表した学生たちに淺井さんからうすくち醤油のお土産が

緊張しながらも学生ならではの感性でたつの市の魅力を伝えた

学生の発表に加え赤堀先生から食材の効能などの補足があり、より知識を深められた
学生考案!たつの市の魅力を詰め込んだ試食会
学生は、うすくち醤油や揖保乃糸をはじめとするたつの市の特産品を調べ、学んだ薬膳学の知識をいかしながら自分たちの食べてみたい料理を考案。発表した6名の学生のメニューをすべてうすくち文化研究所の方々が作ってくださり、感動しながらいただいた料理はどれもおいしく、愛情がこもっていた。

考案した料理を自分で作った時にうまくいかなかった学生は、改善点などのアドバイスをもらった

左からしょうゆパン、飾りいなり寿司、鶏ときのこのバター醤油。「しょうゆパン」は米粉100%使用

揖保乃糸を使った素麺のあんかけ。うすくち醤油で味付けしたあんかけは体の芯からあたたまる

ゆずポン酢をかけて食べる素麺。素麺×ゆずポン酢の相性のよさを実感!ゆずの香りが食欲をそそる

うなぎ入りの贅沢な出汁茶漬け。うなぎは滋養強壮に良いとされ、生命力を底上げしてくれる
うすくち醤油まんじゅう作り体験

たつの市の名物。皮生地にうすくち醤油を練り込み、餡を包み蒸して作る和菓子。この体験を楽しみに、たつの市に来たという学生も

自分たちで作って食べるうすくち醤油まんじゅうは別格!醤油のほのかなしょっぱさと、餡の優しい甘さの虜になっていた


淺井さんにガイドしていただき散策しました!
梅花女子大学生×うすくち文化研究所×たつの市 Comment
コラボレーションの中で得られた学びや経験、現場での声。
試食会では自分たちが考えた料理が形になり、試食もできてうれしかったです。たつの市は自然豊かで雰囲気も素敵でした。
管理栄養学科2年
プレゼン資料は文字よりもグラフや図形を入れるなど工夫して、イメージが湧くといいなと思いながら作成しました。
梅花女子大学 管理栄養学科
実際にたつの市に来て、人の温かさや町の魅力にふれ、改めて薬膳やたつの市について考えるきっかけになったと思います。机上の学びだけでなく、市民の方の前で発表することは、学生にとっても貴重な経験でした。
美と健康の薬膳学 講師
国際薬膳学院 学院長 赤堀 真澄先生
梅花女子大学の学生さんは課題点を自分事として捉え、専門的な視点から発表してくれ感動しました。人口減少、地域活性化の課題などにふれられていて、アイデアはどれもすばらしかったです。
たつの市企画財政部企画課
水口 信太郎さん
たつの市には大学がないため、若い方がまちづくりに参加してくれるのが産学連携の一番の魅力。若い方が参加してくれると自然に住民がそれを応援しようとまとまり、まちにとって接着剤のような役割をしてくれました。
うすくち文化研究所
代表 淺井 良昭さん
住んでいたら当たり前の景色で気づかなかったけれど、地元のいいところにたくさん気づけました。
すばらしい発表でした。斬新なアイデアが聞けてとてもおもしろく、若い方の目線って重要だと思いました。
TVCMで梅花女子大学を知り、発表の日を楽しみにしていました。誠実に真剣に取り組んでいた姿が印象的。
市民の方