第7回あたらしい絵本大賞

大賞作品は、出版されます。
あたらしい創作絵本大賞は、こどものためのロングセラー絵本を創作する人を発掘していくコンテストです。

たくさんのご応募ありがとうございました。
第7回あたらしい創作絵本大賞・表彰式と合評会のご案内 自由に参加いただけます。
各賞の審査結果は以下の通りです。

大賞
「カゼオニ しようぜ」西岡 秀樹(にしおか ひでき)

●プロフィール
1973年生まれ、大阪出身。
大阪電気通信大学高等学校卒。
現在、ワニくんの絵本教室にて絵本制作を勉強中。

●受賞コメント
主題は空想力です。子どもの空想力、人の空想力、空想する事が生きる為の力になります。
この作品に登場する男の子は、実は友だちと遊ぶのが苦手な子です。でも頭の中の空想の世界には、友だちがいっぱいいます。しかもその友だちのなかには、お化けや動物もいます。そして今回の物語で友だちになるのは、『おにのこどもたち』です。『おにのこどもたち』と鬼ごっこをします。一切、ズルはなし。真剣勝負の鬼ごっこです。本当はかけっこが苦手な男の子ですが、『おにのこどもたちがすむまち』では風のように走れます。真剣に遊ぶ事で男の子と『おにのこどもたち』はお互いを認め合い、友だちになります。
子どもたちのうまく表現できない感受性。まだ見ぬ世界。そういったものを信じ応援したいと思います。


優秀賞  なし


佳作 5作品
「わしわし たわし」かこ まさみ
「ゆびが しわしわ」はしもと ゆうこ
「やまだくんのめだま」やました ゆうこ
「まるくなれない だんごむし コロン」小松 千江子(こまつ ちえこ)
「どんぐりとロボット」だるま森


最終選考に残ったが選ばれなかった作品

「まよい みち の ひと」むとう だいじろう
「ぶらんこにのって」えぐち まりこ
「はなくそ」もりした ともえ
「いちごびーむ」亀井 爽
「走れ!」あんどう さら

作品選考の際には、審査を公平にするため、作者プロフィールは確認せず、作品のみを読んで審査しています。

審査員総評(50音順)

長野 ヒデ子
「カゼオニ しようぜ」は絵本になると子どもたちが喜び売れるでしょう。でも気になるところは、いろいろありましたので、編集をうまくしてください。 私は、荒削りでまだ完成されていない作品でしたが、「どんぐりとロボット」は、なかなかよかったです。出版社に見せて売り込みたいと思いました。これぐらいインパクトがあると、本にしたいという出版社があると思います。ミロコマチコさんの新作絵本『きになるけはい』の絵と、実によく似ていましたがねえ。

みやざき ひろかず
今回はおはなしの展開に物足りなさや不自然さを感じる作品が多いようです。大賞の「カゼオニ しようぜ」は絵の躍動感がとてもここちよい作品。線が美しく登場するキャラクターも魅力的。ただせっかくの絵がもっと生きるようなおはなしの盛り上がりがほしいです。もっと深く異次元の世界に読者を連れて行ってほしいと思います。「ゆびが しわしわ」はリズムがありおもしろくて楽しい作品。絵の表現がより洗練されたらとても素敵な絵本になりそうです。「まるくなれない だんごむし コロン」は可愛く美しい色彩が目を引きます。物語に新鮮な驚きがあればすごくよくなるのですが。「わしわし たわし」は、このおはなしの大事なポイントのタワシの変化が描けていなかったのがとても惜しく思います。「やまだくんのめだま」は物語性が豊かですが絵にもう少し新鮮さがほしい。「どんぐりとロボット」はパワフルな絵が生きるような構図、わかりやすい物語にしたいです。

宮下 恵茉
今回、残念ながら、これだと思える作品はありませんでした。アイディアはおもしろいのに、ラストでしりつぼみになってしまう作品が多かったです。あと、テキストが長すぎる作品が多かったのも目につきました。できあがったあと、声にだして読んでみると、いらない文章やリズムがおかしいところなど、見つけやすくなると思います。ぜひテキストとストーリーをしっかり練り直してほしいと思います。絵については、個性的で好感が持てる作品がいくつかありました。わたし個人としては、『ゆびが しわしわ』、『わしわし たわし』、『カゼオニ しようぜ』に可能性を感じました。『ゆびが〜』は、せっかくお風呂屋さんが舞台なのに、そう見えないのが一番残念だったところでした。次回もオリジナリティあふれる『あたらしい』作品をお待ちしています。

審査のためにお預かりしている原画は、近日中に返却します。

★第6回大賞受賞作品が発売されました。
『ゾウとイカとカエルとキリン』三岡有矢音・作・絵(出版元:ひかりのくに)
未来屋書店で販売中です。

主催:梅花こども・絵本・児童文学センター
共催・運営・事務局:アミーニ梅花女子大学 児童文学科同窓会


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