先月末、27日、28日に、子どもの本フェスティバルinおおさかが開かれ、児童文学科の学生が、絵本の読み語りの活動に参加しました。私は、27日に参加し、学生の活躍ぶりを見ることができました。一昨年からの3回目の参加で、慣れてきたこともあって、学生の計画も技術も上がってきていると感じました。今年初めて参加する人も、先輩たちを見、次第にとけ込んでいきました。今年は、「楽しいおはなしルーム」だけでなく、広いフロアーの一角の会場でもおはなしの会を開き、多くの人々にその活動を見ていただくことができました。
学生たちが絵本を読み、おはなしをし、手遊びをするのに、どんどん引きつけられていく子どもたちやそのご家族の様子に、私は喜びと力をいただくことができました。きっと参加した学生たちも手応えを感じていたことでしょう。
楽しいおはなしルームです。手遊びをしながらおはなし会を始めます。だんだん子どもたちが集中していきます。
さて、いよいよ絵本を読みます。地声で読んでいくと、引き込まれていきます。
おはなし会以外にも、個々に絵本を読みます。若いお父様、お母様に連れられた小さな子どもたちが絵本を楽しみます。
「子どもの本フェスティバルinおおさか」は大きな会場で、さまざまなイベントが用意されています。メイン会場では多くの出版社がたくさんの絵本や児童書を出品しました。これだけの子どもの本をいっぺんに見比べられる機会はそうないと思います。
どんどん人が増えてきました。この会場の奥で学生が読み語りをしているんですよ。
たくさんの人々が行き交う中で、地声で絵本を読むという素朴な活動が、こんなに子どもたちやそのご家族を引きつけることに、改めて子どもの本、絵本の力を感じました。
この絵本は、おなじことばが繰り返されながら、だんだん文章が長くなってきます。よく練習してきた学生が見事に読むと、子どもたちは、だんだん前進してきます。
「おおきなかぶ」の絵本を劇と共に楽しみます。外国児童文学講義(ロシア語圏)のT先生から衣装をお借りしたとのこと。普段の児童文学の勉強がさまざまに活かされています。児童文学科の学生の中に培われている総合的な力を頼もしく思います。
子どもたちも参加して、おおきなかぶはいつ抜けるかな。幼稚園や保育園、小学校でも行っているというおはなしの楽しみ方ですが、子どもの本が大好きで、勉強している学生たちは、自ら工夫して、本当に楽しんでいます。その雰囲気に初めて出会った子どもたちもおはなしの世界にいざなわれます。
お母様の横できちんと正座して話を聞く後ろ姿に、子どもと絵本のふしぎな関係を改めて感じました。この楽しさに学生ははまっているのだと思います。


